第14回国際タイ学会(ICTS14)

―グローバルな転換期におけるタイ

日時: 2021年12月10-12日
場所: 京都テルサ


第14回国際タイ学会

―グローバルな転換期におけるタイ

第14回タイ研究国際会議(ICTS14)運営委員会を代表して、参加者の皆様を京都にお迎えできることを嬉しく思います。

ICTS14は、タイのみならず、世界全体にとって前例のない挑戦の時に開催されます。私たちは今、国境には穴がたくさん空いていること、世界の人びと、環境、経済、政治が密に関連し合っていることを、これまで以上に感じ入っています。2020年初頭以降、感染症の流行は、個々人の幸せで健康な日常生活から、もっと大きな世界システムまで、私たちの社会に影響を与えています。世界中で、新しい行動様式だけではなく、公衆衛生、意思疎通、経済、統治、文化などの新しい仕組みや方法も模索されています。私たちは研究者として、現状を理解し、未来を形作るための新しいパラダイムを探求するという重大な課題に直面しています。

タイでは、経済は中所得国の罠に陥り停滞しています。経済格差が拡大し、社会や政治によからぬ影響を与えています。政治は二極分化が進み、国民の自由になる範囲が狭まっています。近隣諸国との交流が深まり、人々の往来が増え、摩擦も生じています。タイ研究を志す者として、タイのより良く幸せな未来を実現するために、一助となるべきではないかと考えます。

本会議は、タイ国内外の研究者が、タイの社会、政治、経済、文化、環境を、タイ国内と国境を越えた関係に関わる世界的な転換点の文脈の中で考察することを目的としています。会議では、現在の状況から生じる問題や紛争を含め、タイ社会の諸問題を検討し、分析します。同時に、タイ研究にかかわる知識の現状を確認し、埋めるべき知識の間隙がどこにあるかを探ります。ICTS14が、タイの未来を真剣に見つめるための課題を議論するために、多くの分野や国からの多様な視点をもって参加者が一堂に会する機会となることを期待しています。皆様のご参加と活発な議論をお待ちしております。

今回、ICTSは初めて日本で開催されます。タイと日本の歴史的な結びつきや、深く多様なつながり、そして両国の学術交流の幅と深さを振り返る絶好の機会となることでしょう。 

京都での滞在を楽しみながら、旧交を温め、新たな友情を育む機会となることを期待しています。

京都大学教授 玉田芳史
ICTS14運営委員会委員長

ローカル運営委員

  • 委員長 玉田芳史(本学アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
  • 事務局長 速水洋子(本学東南アジア地域研究研究所 教授)
  • 委員 馬場雄司(京都文教大学総合社会学部 教授)
  • 委員 片岡樹(本学アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)
  • 委員 村上忠良(大阪大学言語文化研究科 教授)
  • 委員 日向伸介(大阪大学言語文化研究科 講師)
  • 委員 櫻田智恵(本学アジア・アフリカ地域研究研究科 特任助教)

協力

演題募集開始!

個人報告/パネル報告の演題募集を開始しました。 詳細はこちら(英語)


Contact
第14回国際タイ学会 (14th ICTS)
京都大学 東南アジア地域研究研究所

URL: www.icts14.cseas.kyoto-u.ac.jp
E-mail: info_icts14 [at] cseas.kyoto-u.ac.jp